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十角館の殺人


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読み仮名: じゅっかくかんのさつじん / 英語タイトル: Homicide Of Ten Angle Mansion

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2005/04/19 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by SOUTA 評価履歴[良い:143(57%) 普通:47(19%) 悪い:60(24%)] / プロバイダー: 6022 ホスト:6062 ブラウザー: 4184
終幕近くのたった“一行"が衝撃だという煽りが裏面にありましたが、それにまんまとやられました。そんな一行に万人が気付くものなのかと読む前は思いましたが・・・・まぁ間違いなく気付きますね、あれは。その一行に驚いた後、パラパラと見直していましたが、当然のように伏線あり。いわゆる叙述トリックですね。登場人物たちが互いをミステリー作家の名前で呼び合うことや、島→本土→島→本土・・・と物語の視点が交互になっていることに必然性が感じられず訝ったものですが、例の一行で私の疑念は完璧に霧消。
人間描写はおざなりで、キャラに深みはほとんどありませんが、純粋な推理小説としては非常に良く出来ていると思います。ミステリーの入門書としては相応しいのではないでしょうか。巻頭の著者のことばや、物語の冒頭でエラリィが言っていた「僕にとって推理小説は〜」が綾辻氏の本心なら、彼の書くミステリーにキャラの深みを求めるのは野暮ですし。

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