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氷菓


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読み仮名: ひょうか / 英語タイトル: You can't escape

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2007/10/11 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 八郎太 評価履歴[良い:102(58%) 普通:35(20%) 悪い:38(22%)] / プロバイダー: 18003 ホスト:17896 ブラウザー: 4663
あぁ,これは中々良いシリーズを手にしてしまいましたね。続きも読みたくなるじゃないですか(笑)

この作品の持ち味はなんと言っても「現実離れしてないミステリー」でしょう。この現実離れしてない,でもそんなにありそうという訳でもない感じがなんとも丁度いいというか。非常に物語に入りやすく,また読み進めやすかったです。

内容に関しては,一見何もなさそうな日常の些細な謎もほんの少しずつ一つの大きな謎に関わっていたのが良かったですね。一つの物語として,そして一冊の本として上手にまとめられていたと思います。また謎解きですが,カンヤ祭の意味や郡山養子の正体に関してはすぐに気付きました…が,「氷菓」の意味はほとんど最後まで分かりませんでした。そう考えると,ミステリーもそこそこ楽しめたのかなぁと。ただ,奉太郎は気付くの早すぎです。あれじゃあまるでどこぞの名探偵(笑)

あとは奉太郎の心理描写が良かったですね。姉から電話がかかって来る直前の「俺は,」と最後の手紙の中の「姉貴は,俺が」。この,唐突に切れている二つの部分が,はっきりとは書かなくとも奉太郎の心の内を表していたなぁと思います。

評価は「とても良い」と迷いますが,「良い」にしておきます。

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