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読み仮名: ずっこけさんにんぐみ / 英語タイトル: Go! Hilarious Trio (Zukkoke Sanningumi)
2006/11/10 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 羽幌炭鉱 評価履歴[良い:770(45%) 普通:468(27%) 悪い:475(28%)] / プロバイダー: 17368 ホスト:17149 ブラウザー: 4487
『ズッコケ三人組』の主人公達が中年となった後の話を描いた『ズッコケ中年三人組』を一読したので、コメントを…。
ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの三人はそれぞれ三者三様の人生を歩んでいる。
ハチベエは小学校時代の同級生で美少女三人組の一人、圭子(ボーイッシュ系)と結婚して中学生(うち一人は受験生)の二人の子供がいる。両親の反対を押し切って八百屋をコンビニに変えて何とか生活しているものの、親会社からの締め付けは厳しく苦労している。
ハカセは博物館の研究員か大学での研究の夢は果たせず中学校の教員をしているが、残念ながらあまり生徒からは慕われるどころかなめられている始末で、研修を受けさせられる羽目になっている。
モーちゃんは一時期大阪で奥さんと子供と一緒に暮らしていて其処で鉄工所で働いていたが、残念ながら失職。故郷に帰るも仕事が長続きせず、仕方なく深夜のレンタルビデオ屋でアルバイトで糊口をしのいでいる。
そんな彼等が再び子供のころのように活躍する時が来る。そう、彼等と幾度と無くあいま見えた「怪盗X」の再登場である。怪盗Xの挑戦に挑む中年となった三人組の活躍は…?
三人組が中年となり、それぞれ決して明るいとはいいがたい暮らしをしながらも、日々を一生懸命生きている彼等が怪盗Xの登場によって子供のころの活気を取り戻し活躍する姿はとても小気味よく、普段の暗い生活とは実に対照的。そして事件後、彼等の生活が少なからず好転している所がとてもよい読後感を感じさせた。
おもしろいところは、イラストが表紙と裏表紙、そして見返しだけであり、中年になった彼等の姿や舞台となった花山町の姿が描かれていないところである。これはむしろ「彼等が中年になった姿や現在の花山町を読者それぞれに想像させる」為の物であり、それと対照的なものとして見返しの花山町の地図や三人組の教室での風景、そして表紙の夕暮れの中にいる子供の頃の三人組というのが生きている。そういう意味では、読了後の教室の風景や表紙の三人に切なさを感じさせてしまう。
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