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風の谷のナウシカ
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読み仮名: かぜのたにのなうしか / 英語タイトル: Nausica Of The Valley Of Wind
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風の谷のナウシカ
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2008/01/23
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by
ガーリックトースト73%
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これほどアニメと原作のコンセプトが違う作品も珍しい。
180度、まさに180度「最後に伝えたいこと」が違うのだ。
この漫画、完璧主義者として知られる宮崎氏は失敗作と切り捨てているが、
私からすればトンでもない。日本漫画史上に残る名作である。
元々、スタジオジブリの作品は説教めいたフレーズが多く、退廃的だ。
嫉妬や欲望、盲従といった人間の闇の部分を濃く表そうとする。
ゲド戦記やもののけ姫などはその典型であろうか。
しかし私は、その部分においては共感できずにいた。
作品として幾ら優れていても、「見せられている」と一度思っては最後の感動も薄れてしまう。
この漫画、ナウシカもその兆候が見られる。
見られるのだが、最終的に全ての人間・生物がナウシカの下に集まる。
これは、他のジブリ作品では無かったことだ。
全ての生き物が救われる。宮崎氏はここに難癖をつけたいのだろうか、
私にはわからないが、少なくともこれほど後味のよい終わり方はない。
特に、救済システムとナウシカが対峙するくだり。
あそこでナウシカが救いを求めずに自分の力で歩こうとした場面、もう私は茫然自失である。
評価は『最高』。宮崎イズムの最初にして集大成がここにある。
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