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この評価板
2006/06/02
最高!
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by
おふう
評価履歴
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悪い
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4071
ホスト:
3855
ブラウザー:
5234
この作品には、とにかくラストにびっくりさせられました。
この作品は是非とも最後のオチを楽しんでもらいたいという一言に尽きます。起承転結が本当に素晴らしいです。
無理な設定とかもありますが、それは多少目をつぶるしかないです。2時間丸まるオチにつなげるための理不尽なまでのネタ番組です。
視聴して、なにこれふざけるなと怒るか、なるほどこういうオチかと感心するか両極端に分かれる作品だと思います。
作品自体は10年くらい前の作品になるんでちょっと古いですが、まだご覧になってない方には、見てもらいたいお勧め作品です。
マイケル・ダグラスの渋い演技もかっこよくていいですよ。
導入部のあらすじです。
物語の主人公は投資家の金持ちニコラス。彼は儲けのためには情をはさまない冷酷で嫌な人間。この性格がこの作品で重要な部分です。
48歳の誕生日を迎えたニコラスの元に弟のコンラッドが会いに来る。コンラッドは誕生日プレゼントとしてCRSという会社を紹介する。そこはとあるゲームを主催する会社だった。
参加希望者に対して行われる心理テストや様々な診断の結果、ニコラスは不合格の通知を受け取る。
その夜、屋敷に帰宅するニコラスの車のライトが地面に倒れた人間を捉える。それは、48歳にして投身自殺した父の自殺体を髣髴とさせるものだった。
抱き起こすニコラス、しかし人と思われたそれは不気味なピエロの人形、ニコラスは人形を屋敷に持ち帰る。
ピエロの口に押し込まれていた金の鍵。流れるテレビのニュースにノイズが走りキャスターがニコラスに鍵の使い方を語りかける。
世にも不思議なゲームの開始が告げられる。その日からニコラスの身辺に起こるおかしな出来事。それはやがてニコラスからすべてを奪っていく恐るべきゲームへと変貌する。
こういう感じでCRSのゲームが始まるわけです。この後も、一体どんな出来事が起こるのか、そしてゲームの目的は何か、疑心暗鬼に囚われたニコラスの葛藤、次第にエスカレートするゲーム内容等々引き込まれる要素は多いです。そして最後のオチも含めて最高の評価をさせていただきます。
ここからはオチも含んだネタバレをして感想を述べますので未見の方は見ないようにしてください。
ほとんであらすじになるんですが、あらすじを述べないとオチが語れないです。
ゲームの開始とともにいろいろな出来事がニコラスに起きます。それらは全部CRSによって仕組まれたことなのですが、それがどんどんエスカレートし、死の危険を感じるに至る。
警察が調べてもCRSという存在を確認できず、弟コンラッドとも仲違い。
何を信じていいか疑心暗鬼に囚われるニコラス。
唯一の手がかりである女性クリスティーヌからCRSの目的がニコラスの財産を狙った大規模な詐欺だと告げられる。
CRSの襲撃者から逃げる途上銀行の残高を確認するニコラスは、クリスティーヌに睡眠薬をもられ、目を覚ますと無一文で異国に放り出されていた。
彼女の目的はニコラスしか知らないパスワード等のデータを入手することだった。
なんとかアメリカに戻ったニコラス、黒幕の正体を暴くその一心でついにCRS本社に殴りこむ。
騙されて財産も人もすべて失ったニコラスに最後に残ったのが黒幕への復讐であり、オーソドックスなサスペンスを思わせますし、実際それ以外思いつかない展開だと思います。
ここまでが起承までにあたる部分だと自分は思ってます。
ここで黒幕と戦って実は黒幕は意外な人物でという展開が普通だと思うんですが、ここからが他と違うところ。
本社にいたクリスティーヌに銃をつきつけ屋上へ逃れるニコラス。
追いかけてきた警備の連中は、屋上のドアに体当たりを始める。
ニコラスの持つ銃がCRSで用意した銃で無いことに気がついた彼女は、これは全てゲームであり、扉の向こうには誕生日を祝うためにシャンパンを持ったコンラッドがいると告げる。
しかし、CRSの言うことをもはや信じられないニコラスはドアがこじ開けられた瞬間に発砲。弟を射殺してしまう。
全てがゲームであることを知ったニコラスに残ったのは弟を殺害してしまったという事実。ニコラスは屋上から身を投げる。かつての父のように。
ここまでが転です。本来であれば、結に相当してもおかしくない展開です。
ところが最後のどんでん返し。落下先に敷かれたクッション。このゲームのオチはニコラスに自殺させること。
死んだと思っていた弟は屋上から降りてきて誕生日を祝う、ここまで全てが壮大な騙しゲーム。死にそうな目にまであった理不尽で大仕掛けなただのゲーム。
どこか一箇所でも騙しの歯車が狂っていたら成立しないし、最後も落下地点が違っていたらとかいろいろ難癖付けたいところもあります。
ただ、感心するのは、オーソドックスなサスペンスを思わせて2段構えで落としてくるところですね。
主人公が父の死をなぞるように投身自殺して終わり、そんな後味の悪いラストで終わると思っていたらそれすらも覆される、そのことに爽快感を感じました。私自身、みごとにこの作品に騙されたなと思います。
ニコラスはゲームを通じて徹底的に追い詰められます。肉親とは仲違い、味方と思った女はやっぱり敵、信じるものが何も無い状況で味わった孤独感という名の地獄。
全てが終わった後まるで憑き物が落ちたかのように丸くなったニコラスは、これまでないがしろにしてきた人との信頼関係の大切さをこのゲームで嫌というほど味わったのでは無いでしょうか。
最後にこの作品の恐いところは、徐々に現実がゲームに侵食されることでは無いかと思います。現実だと思ったことがそれすらもゲームの演出っていうのは精神的に恐いです。
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