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CUBE


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2008/01/28 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by カジマさん 評価履歴[良い:569(81%) 普通:76(11%) 悪い:59(8%)] / プロバイダー: 8227 ホスト:8224 ブラウザー: 7013
ネタバレ含む。

【良い点】
・人物の立ち位置が段々変化してくるのが面白い。いい意味で期待を裏切ってくれる。
・数学的な法則が絡んでおり、罠や出口などそれぞれに論理的な意味合いがある所。
・低予算で制作されたと聞くが、それにしては映像がクリアに思えた。綺麗。

【悪い点】
・そういう映画ではないと分かってはいるが、やはり何故こうなったのか?という理由の説明は欲しいと感じた。
・政府とか行政やらにやたら食って掛かる人間がいたが、あれは何か意図があるのだろうか。
登場人物のバックボーンが見えてこないので、こういった主義・主張が不必要に感じられた。

【総合評価】
人間の心理描写という点ではかなり見ごたえがある。何より基本的に先が読めない展開の連続であり、そこの根底には人間の心理状態が深く関係しているからだ。序盤ではあんなに主人公的な顔をしていた警官が段々と孤立を深めていき、最終的にはダークサイドに回ったりするのも、彼の妄想癖が災いしてのことだし、牢獄脱出の達人として知られている男も油断からあっけなく逝ってしまわれた。最初にプラスの感情移入出来た人間がこうも予想外の事態を迎えるものなのかと考えると、設定以上に話としての上手さを感じぜずにはいられなかった。

描写は結構なのだが、それを活かす登場人物の事情が見えてこないのはやはり痛い。
外壁設計者と学生の二人はあまり世の中に対して好感を抱いていない感じで描かれていたが、そこがどうにも不透明なままで終わってしまったのは残念。というか黒人警官以外の人物はそういった心の闇がどうにも捉えにくい。会話にもう少し核心となる要素を含んでも良かったのではと思える。

とはいえ90分が凄く短く感じられるほど、話の引き込み方は素晴らしい。
娯楽作品としては良い出来だと思う。あんまり難しいこと考えなくても見られる作品かと。
ただグロ描写が結構きわどかったのはなんだかなあとは思いました。

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